平成28年度 留萌市立病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞のICD10別患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 240 59 63 76 118 197 543 926 922 312
 増毛町から天塩町まで南北130kmにわたるほか、天売・焼尻の両島を含む広大な留萌医療圏の地域センター病院として、地域にねざした医療を提供することを目指し幅広い年齢層の患者さんに医療を提供しています。また、留萌医療圏の二次医療の中心的役割を担っており、24時間救急体制を確保するとともに、圏域唯一の緊急手術及び出産にも対応しています。年齢の傾向としては、60歳以上のが多く、特に70歳代から80歳代が多い傾向となっています。当院では、高齢の患者さんに対する入院治療を多く行っています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科(消化器内科)
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 副傷病なし 43 15.81 11.06 4.65 77.14
060100xx99xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 手術なし 40 2.80 3.00 0.00 76.80
060102xx99xxxx 穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 39 8.10 7.89 2.56 73.05
060130xx99000x 食道、胃、十二指腸、他腸の炎症(その他良性疾患) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 33 8.73 7.44 3.03 72.18
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし 32 16.44 12.43 3.13 79.66
 内科では、消化器疾患及び内科疾患全般を治療しています。大腸ポリープや大腸腺腫などの患者さんも多く、内視鏡的結腸ポリープ切除術を実施する短期入院の患者さんも多く入院しています。当院では、上部・下部消化器官内視鏡、ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)をはじめとして、胆道ステント留置術や消化管悪性狭窄に対するステント留置術など、消化器疾患に対する内視鏡的治療を積極的に行っています。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 72 26.78 17.95 4.17 84.53
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 30 20.23 21.25 13.33 88.23
050130xx99020x 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 副傷病なし 28 27.25 25.02 10.71 80.68
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし 24 24.58 12.43 8.33 84.42
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 16 4.94 3.06 0.00 64.13
 循環器内科では、急性冠症候群、急性心不全、頻脈性および徐脈性不整脈などの急性疾患や、狭心症、弁膜症、拡張型および肥大型心筋症、慢性心不全、高血圧、脂質異常症、糖尿病、慢性腎不全などの慢性疾患の診断と治療を行っており、特に心不全の患者さんが多く入院しています。当院では、心臓カテーテル検査や経皮的冠動脈ステント留置術などの治療を行う一方で、循環器疾患に合併した肺炎や一般内科・感染症など内科疾患全般にも対応しています。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2なし 副傷病なし 68 5.29 6.42 0.00 4.38
150010xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等2なし 41 3.51 5.50 0.00 2.98
030270xxxxxxxx 上気道炎 23 3.74 4.83 0.00 3.17
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 副傷病なし 23 4.26 6.02 4.35 1.35
0400801199x00x 肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 16 5.13 5.79 0.00 2.25
 小児科は、感染による胃腸炎・咽喉頭炎・気管支炎・肺炎、インフルエンザや気管支喘息など小児疾患全般の治療を行い、救急にも対応しています。特に、喘息や肺炎など呼吸器疾患が多い傾向になっており、次いで急性腸炎などの消化器疾患となっています。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 18 10.39 7.61 0.00 64.06
090010xx99x6xx 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等26あり 18 3.00 4.56 0.00 68.94
180040xx01x0xx 手術・処置等の合併症 内シャント又は外シャント設置術等 手術・処置等2なし 15 8.80 12.65 0.00 72.60
060150xx99xx0x 虫垂炎 手術なし 副傷病なし 14 7.36 6.91 0.00 46.50
040200xx99x00x 気胸 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 13 8.85 9.14 0.00 69.62
 外科は、消化器外科・呼吸器外科・血管外科、外傷などの緊急疾患にも柔軟に対応しています。腹部一般・消化器外科手術、呼吸器外科疾患、血管外科疾患、乳腺・甲状腺疾患などの手術を行っており、腹腔鏡・胸腔鏡下手術も積極的に取り入れています。また、悪性腫瘍に対する化学療法も実施しており、乳癌に対する化学療法を実施する患者さんが多く入院しています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 67 50.51 27.63 13.43 83.78
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 副傷病なし 47 8.47 5.49 2.13 66.74
160690xx99xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 副傷病なし 35 34.49 20.57 2.86 78.80
070160xx01xxxx 上肢末梢神経麻痺 手根管開放手術等 29 7.24 5.69 0.00 70.24
160850xx97xx1x 足関節・足部の骨折、脱臼 その他の手術あり 副傷病あり 14 18.50 20.04 0.00 66.79
 整形外科は、外傷に対する手術、腰椎椎間板ヘルニアに対するヘルニア摘出術や変形性膝関節症に対する人工膝関節置換術など変性疾患に対する手術も行っています。特に高齢の大腿骨骨折等で入院する患者さんが多い傾向です。当院では回復期リハビリテーション病棟があり、自宅に退院するまで安心してリハビリテーションができる体制を整えています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 16.73
010060x2990421 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病2あり発症前Rankin Scale 0、1又は2 32.67
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 16.54
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 5.24
010040x099x01x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病あり 32.44
 脳神経外科は、脳梗塞、脳出血、てんかん、パーキンソン病、認知症など脳疾患全般の治療を行っています。特に脳梗塞の患者が多くなっています。留萌管内では脳卒中地域連携パスを作成しており、他の医療機関及び介護施設等と連携する体制を整えています。また、当院には回復期リハビリテーション病棟があり、退院するまで安心してリハビリテーションが出来る体制を整えています。

※ 患者数10件未満は「ー」で表しています。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120170xx99x0xx 早産、切迫早産 手術なし 手術・処置等2なし 20 21.90 20.79 25.00 30.00
120140xxxxxxxx 流産 14 1.93 2.43 0.00 31.29
120165xx99xxxx 妊娠合併症等 手術なし 12.29
12002xxx99x40x 子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 5.12
120050xx01x0xx 絨毛性疾患 胞状奇胎除去術等 手術・処置等2なし 2.50
 産婦人科は、留萌医療圏唯一の出産が出来る医療機関として圏域の周産期医療を担っています。通常分娩の他、切迫早産、子宮や卵巣などの疾患に対する治療及び手術も行っています。里帰り分娩も受け入れており、留萌で安心して分娩が出来る体制を整えています。

 ※ 患者数10件未満は「ー」で表しています。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020250xx97xxxx 結膜の障害 手術あり 3.40
020280xx97xxxx 角膜の障害 手術あり 11.07
020360xx99xxxx 眼球の障害 手術なし 13.32
 眼科は、白内障・翼状片・加齢黄斑変性などの治療を行っており、平均年齢も75歳以上となっています。入院の90%以上が白内障に対する眼内レンズ挿入術を実施する患者さんであり、入院日数も平均3日となっています。入院期間も短期で安心して入院・手術ができる体制をとっています。

 ※ 患者数10件未満は「ー」で表しています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 11 19 3 20 2 10 1 7
大腸癌 1 9 21 34 2 29 1 7
乳癌 6 3 7 13 0 14 1 7
肺癌 1 1 4 8 4 2 1 7
肝癌 1 0 3 2 0 9 1 7
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
 癌の5大癌と呼ばれる、胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌の患者さんの人数を初発のUICC病期(ステージ)分類別、および再発に分けて集計しました。

定義
 期間内の延べ患者で集計しています。
※UICC病期分類
 国際対がん連合(UICC)によって定められた、原発巣(※)の大きさと進展度、所属リンパ節への転移状況、遠隔転移の有無の要素によって各癌をⅠ期(早期)~Ⅳ期(末期)の4病期(ステージ)に分類するものです。
※原発巣・・・癌が最初に発生した場所にある病巣

解説
 胃癌、大腸癌に対しては、内科にて早期癌に対する内視鏡手術や外科での手術、術後化学療法等様々な治療方針に沿って、内科と外科で連携を取り治療を行っております。乳癌に対しては外科にて患者さんの個々の状況に応じて治療方針を決定しております。肝癌に対しては、主に肝動脈塞栓術や薬物療法を行っております。当院ではⅢ期、Ⅳ期といった進行した癌や再発の件数も多く、主に化学療法を行っております。なお、UICC病期分類が不明に分類されている症例については、治療前の検査入院に該当する患者さんで、入院中に検査結果が出ていないため、病期分類ができない事が理由として挙げられます。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 10 58.60 11.20
中等症 99 81.94 19.92
重症 27 86.11 25.89
超重症 6 90.17 16.83
不明 0 0 0
 成人の市中肺炎の患者さんの人数を重症度別に集計しました。重症度は、成人市中肺炎診療ガイドライン(日本呼吸器学会)による重症度分類システムを用いてます。
定義
 入院のきっかけとなった傷病名、および最も医療資源を投入した傷病名が肺炎、急性気管支肺炎、急性細気管支炎であるものとし、インフルエンザウイルスなどのウイルスによる肺炎や食べ物の誤嚥による肺炎、気管支炎などは集計対象外となっています。なお、成人の肺炎の指標なため、小児肺炎は集計対象外となります。
○市中肺炎
 普段の社会生活の中で成人が羅漢した肺炎のことです。
○平均在院日数
 病院に入院していた日数(在院日数)の平均値です。
解説
 患者数が多いのは重症度1~重症度3ですが、他の重症度も少なからず存在します。重症度が上がるにつれ治療に日数がかかっていることが表れています。また重症度0の患者さんの平均年齢が60代前半であるのに比べて、重症度1~重症度5では平均年齢が80歳以上の年齢になっており、市中肺炎は年齢が上がるごとに重症化しているのが分かります。
 成人市中肺炎診療ガイドラインでは軽症の患者さんは入院加療の適応ではないことがありますが、軽症の患者さんであっても先天疾患や癌の既往などで重症化を危惧され入院となるケースもあります。
脳梗塞のICD10別患者数等ファイルをダウンロード
ICD10 傷病名 発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
G45$ 一過性脳虚血発作及び関連症候群 3日以内 3 27 84 0
その他 0 0 0 0
G46$ 脳血管疾患における脳の血管(性)症候群 - 0 0.00 0.00 0
I63$ 脳梗塞 3日以内 76 58.10 77.90 16
その他 9 91.9 80.6 3
I65$ 脳実質外動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの 3日以内 1 2 85 1
その他 0 0 0 0
I66$ 脳動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの 3日以内 1 7 77 0
その他 0 0 0 0
I675 もやもや病<ウイリス動脈輪閉塞症> - 0 0.00 0.00 0
I679 脳血管疾患,詳細不明 - 0 0.00 0.00 0
脳梗塞の病型別の患者数、平均在院日数、平均年齢、転院率を集計しました。

定義
最も医療資源を投入した傷病名の脳梗塞ICD-10コード上3桁で集計する。

○ICD-10コード
 国際疾病統計分類第10回改正(ICD-10)に基づいて、様々な傷病名が分類され、コード化されています。世界の異なる国における傷病名の状況を比較できることを目的とした標準分類です。

○平均在院日数
 病院に入院していた日数(在院日数)の平均値です。

○転院率
 該当する症例数の内、当院から他の病院に移動して継続入院(転院)することとなった患者さんの割合です。

解説
 脳梗塞入院は発症して早期に入院される患者さんがほとんどで、発症3日以内の急性期脳梗塞が全体の84%と高率となっております。平均年齢は77~85歳で高齢者の方が多くなっております。平均して2~3ヶ月間の入院期間で治療とリハビリを行っています。治療後は自宅及び施設に帰られるか、後方支援病院への転院も行っております。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科(消化器内科)
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 187 0.94 1.26 0.00 69.14
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 52 7.33 15.77 9.62 78.35
K6113 抗悪性腫瘍剤動脈,静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他に設置した場合) 26 9.69 20.65 3.85 69.50
K654 内視鏡的消化管止血術 19 3.58 10.79 0.00 68.68
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみのもの) 18 3.06 14.89 11.11 75.67
 大腸ポリープ等に対する内視鏡的結腸ポリープ切除術が多く実施しており、入院日数も約2日間となっています。その他、十二指腸腫瘍、胆管腫瘍、膵頭部腫瘍等による閉塞性黄疸に対する内視鏡的胆道ステント留置術、内視鏡的乳頭拡張術を実施、消化管出血に対する内視鏡的消化管止血術など実施しています。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 13 5.08 11.00 7.69 82.46
K597-2 ペースメーカー交換術 10 2.50 9.10 0.00 79.40
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他)
K610-3 内シャント又は外シャント設置術
K596 体外ペースメーキング術
 不整脈等に対するペースメーカー移植術、ペースメーカーの電池交換等で行われるペースメーカー交換術が多く実施しています。その他、狭心症等に対する経皮的冠動脈ステント留置術や体外ペースメーキング術など実施されています。

※ 患者数10件未満は「ー」で表しています。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6335 鼠径ヘルニア手術 48 1.10 6.17 2.08 69.08
K610-3 内シャント又は外シャント設置術 22 3.05 7.27 0.00 72.09
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 22 3.86 7.05 0.00 64.45
K7193 結腸切除術(全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術) 12 16.75 39.42 8.33 72.67
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの)
 鼠径部のヘルニアに対する鼠径ヘルニア手術が多く実施しており、次いで慢性腎不全の患者に対する内シャント設置術、胆のう結石症などに対し実施する腹腔鏡下胆嚢摘出術となっています。その他、結腸切除術、虫垂切除術、乳腺悪性腫瘍手術、胃切除術など実施しています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) 60 4.05 53.87 0.13 83.07
K0462 骨折観血的手術(前腕) 48 2.04 7.46 0.02 70.63
K0462 骨折観血的手術(下腿) 21 2.95 30.00 0.00 60.19
K093 手根管開放手術 20 1.00 5.20 0.00 72.30
K0483 骨内異物(挿入物を含む。)除去術(前腕) 16 1.00 2.25 0.00 66.06
 大腿骨骨折に対する骨折観血的手術が多く実施しており、平均年齢も80歳代と高くなっています。次いで、前腕又は下腿の骨折に対する骨折観血的手術、手根管症候群に対する手根管開放手術が多くなっています。その他、膝関節・股関節に対する人工関節置換術や腰部脊柱管狭窄症等の椎弓切除術などを実施しています。

 ※ 患者数10件未満は「ー」で表しています。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K9091 流産手術(妊娠11週まで) 12 0.00 0.92 0.00 31.25
K861 子宮内膜掻爬術
K8722 子宮筋腫摘出(核出)術(腟式)
K877 子宮全摘術
K9092 流産手術(妊娠11週超21週まで)
 流産手術の件数が多く、その他、帝王切開・子宮内膜掻爬術・子宮筋腫摘出術、子宮全摘術等を実施しています。

 ※ 患者数10件未満は「ー」で表しています。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) 294 0.95 1.01 0.00 76.01
K224 翼状片手術(弁の移植を要する)
K2542 治療的角膜切除術(その他)
 白内障に対する水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)を多く実施しており、平均年齢が75歳以上となっています。片眼の入院日数は3日程度となっており、眼科入院の大半が白内障手術の患者となっています。当院では安心して入院・手術ができる体制をとっています。その他、翼状片手術、治療的角膜切除術などを実施しています。

 ※ 患者数10件未満は「ー」で表しています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 4 0.116%
異なる 2 0.058%
180010 敗血症 同一 17 0.492%
異なる 7 0.203%
180035 その他の真菌感染症 同一 0 0.000%
異なる 0 0.000%
180040 手術・処置等の合併症 同一 40 1.157%
異なる 0 0.000%
 播種性血管内凝固、敗血症、真菌症、手術・処置などの合併症の患者数と発症率を集計しました。
 DPC病名と入院契機が「同一」か「異なる」に分類して集計しております。「同一」はある病気の診療目的で入院し、その病気の治療を行なったということを表し、「異なる」はある病気の診療目的で入院したが、併発していた、もしくは入院中に違う病気が発症したことにより、その治療が主となってしまった場合を表します。

定義
 最も医療資源を投入した傷病名が播種性血管内凝固(DPCコード:130100)、敗血症(DPCコード:180010)、その他真菌症(DPCコード:180035)、手術・術後の合併症(DPCコード:180040)について患者数をカウントし、全入院患者に対する発症率を掲載します。
 発症率はそれぞれの患者数÷全入院患者数×100とします。

※指標に示されるそれぞれの用語は以下の通りです。

○DPC6桁分類(DPCコード)
 14桁あるDPCコードのうち、上6桁で病名が表されるコードです。DPCコード6桁で表示される場合は病名による分類を表しており、医療行為などは含まれておりません。

○播種性血管内凝固
 感染症などによって起こる、全身性の重症な病態です。治療に大きな医療資源が投入されるため、該当するDPCで高額な点数が設定されています。

○敗血症
 感染症によって起こる、全身性炎症反応の重症な病態です。治療に大きな医療資源が投入されるため、該当するDPCで高額な点数が設定されています。

○真菌症
 真菌による感染症です。

○手術・処置などの合併症
 手術や処置などに一定割合で発生してしまう病態です。術後出血や創部感染などが挙げられます。合併症は、どのような術式でもどのような患者さんでも、一定の確率で起こり得るものなので、医療ミスとは異なります。

○入院契機
 DPCコードにて分類される主病名とは別に、入院のきっかけとなった病名(入院契機病名)がそれぞれの患者さんにつけられます。

◇発症率
 全入院患者さんのうち、該当の病気で発症した患者さんの割合です。

解説
 播種性血管内凝固や敗血症は、DPCで高額な点数が設定されている(入院医療費が高くなる)ため、臨床的に根拠のある診断でなければならないDPC病名とされています。厚生労働省による平成26年度の全国のDPCデータ集計では、全症例に対する割合は播種性血管内凝固が0.17%、敗血症は0.56%となっており、当院は全国平均より低い割合となってます。
 当院ではDPCを播種性血管内凝固や敗血症とする際は、臨床的に根拠のある診断を基に投入された医療資源を勘案して入院医療費請求を行うように努めており、臨床的に根拠のない医療費請求は行われていないと考えています。
 播種性血管内凝固については、DPC病名と入院契機病名が異なる場合の入院契機病名として挙げられるのは、胆嚢炎でした。
 敗血症については、DPC病名と入院契機病名が異なる場合の入院契機病名として挙げられるのは、肺炎、膿胸、腸炎、胆管炎、腎盂腎炎でした。
 手術・処置などの合併症については、ほとんどがDPC病名と入院契機病名が同一である症例でした。つまり、手術・処置などの合併症を主訴として入院され、治療を受ける入院患者さんが多いということです。
 手術・処置などの合併症にあたる症例としては、透析を受けている患者さんのシャント閉塞や狭窄による機能不全が23件、手術創や腹腔内に感染が起こってしまう術後感染症が2件、胃瘻造設部の感染が4件、骨内固定挿入物や人工関節の障害が7件、その他、大腸内視鏡切除術後の出血、人工血管の閉塞、カテーテルポートの破損、薬剤漏出による血管炎でした。
 手術や処置などは合併症を起こさないように細心の注意を払って施行しますが、どうしても一定の確率で起こり得ます。起こり得る合併症については、事前に可能な限り患者さんに説明したうえで、手術や処置の施行に同意を頂くよう努めています。
更新履歴
2017/9/29
平成28年度病院指標を公開しました。